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獣医がん学会

2015.07.18

こんにちは。

院長の河野です。

 

台風が過ぎ去って一気に暑くなって来ましたね。

 

先日二日間お休みを頂きまして、東京で開催された獣医がん学会に参加してきました。

今回のメインテーマは口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)でした。

この腫瘍は高齢になるとでてくる腫瘍で、転移率が高く非常にやっかいな腫瘍です。

犬では口腔内にできる悪性腫瘍の中では一番遭遇します。

平均発生年齢は11~12歳、黒色腫なので黒いイメージですが、3分の1は黒くありません。

口腔内に腫瘤が見つかった場合、まず病理検査をして診断をつけます。

診断後、腫瘍の種類に合わせて治療を行いますが、悪性黒色腫の場合、多くの場合が外科手術が第一選択になります。放射線、抗がん剤も併用することもあります。

予後の悪い腫瘍ではありますが、早期に積極的に治療することで長期のQOLの改善が見込まれるためあきらめてはいけません。

口の中にできものが出来たら早めに教えてくださいね。

 

 

学会中に、腫瘍科認定医の授与式がありましたので参加してきました。

昨年の試験で無事?合格できました。

 

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