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松山獣医師 退職のご挨拶

日中はまだ暑い日が多いですが、夜は冷え込むので皆様わんちゃん共々体調にはお気を付けください。

獣医師の松山です。

担当させていた飼い主様には10月よりお伝えしていたのですが、この度11月24日を持ちまして退職することになりました。

初診の頃よりずっと指名してくださった飼い主様も多くいらっしゃいましたので、途中で見れなくなってしまう事大変申し訳なく思います。

とてもペットを家族同然として熱心に治療、ケアしてくれる飼い主様が多く素晴らしい患者様に恵まれた2年半でした。

 

私事で恐縮ですが、来月の下旬に広島で動物病院を開院いたします。

病院の名前は エディーひろしま動物病院 です。

獣医師になった時から、病院を開くときはこの名前にしようと決めていました。

名前の由来のエディーは以前飼っていたゴールデンレトリバーの男の子の名前です。

 

私がまだ獣医学生にもなる前の事ですが、私が散歩中に首輪が外れて車道に飛び出たエディーが車にひかれてしまいました。何メートルも吹き飛ばされる大きな事故でした。

腰椎がずれて背骨の神経がひねりつぶされるような重傷でしたが、たまたまその事故現場に獣医師の先生が通りかかり病院に連れて行って治療をしてくださいました。

そして広島の色々な先生が協力して何とか命をつなぐことはできましたが、下半身麻痺の寝たきりになりました。

その事故にあうまで私の中でエディーはペットという感覚でした。事故や看護を通して犬が私達と変わりのない感情を持った生き物ということを実感しました。

 

昔に比べ動物に対する情報がネットではあふれています。中には正しいものもありますが誤った(偏った)ものも多く見受けられます。

飼い主様が正しい、よりよい情報、知識を発信し病気の治療だけなく飼い方の意識改革をすることも獣医の努めと思っております。

私も事故にあうまでは知らなった人間ですので、知らないことが悪いことではなく、知ってもらえるよう努力する、そんな病院を作ってまいりたいと思っています。

 

多くの飼い主様に来ていただき、また大切なご家族を診させていただき誠にありがとうございました。皆様のご家族がご健康であることを心よりお祈りしております。

 

獣医師 松山 和芳

 

 

 

猫の好酸球性肉芽腫

こんにちは、獣医師の三木です。

朝晩は冷え込むとはいえ、日中は過ごしやすく秋は私の一番好きな季節です。

皆さまはこの秋、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今日は猫の好酸球性肉芽腫という皮膚疾患について書きたいと思います。

少し耳慣れない病名かもしれませんが、先日私の猫がかかった時の写真です。

下口唇に丸いできものができています。

このサイズになるまで気が付かなかったのですが

2日前の写真を拡大してよくみると・・・

すごく小さいですが、ポチっとしたできものがありました↓。

 

 

 

 

これは好酸球性肉芽腫群といわれるものの臨床徴候のひとつで、好酸球を主体とする細胞浸潤による炎症性疾患です。

治療は抗炎症薬によるものが主体になってきます。

通常は痛みや痒みは伴わないので、うちの子も全く気にする様子はありませんでした。

ごはんを食べるときはお皿にあたってすこし食べづらそうな感じはありましたが。

猫ちゃんによってなりやすい体質だったり、皮膚疾患として皮膚炎(ノミアレルギー性皮膚炎、いわゆる猫のアトピー性皮膚炎、食物アレルギー)や外傷と関連して起こるようです。

改善までだいたい2~8週間ほどかかりますが、うちの子の場合はステロイドを内服し3週間でよくなりました。

病変が無くなってからもお薬は漸減しながら終了していきます。

猫ちゃんにとってはそれほど珍しい病気ではないのでご参考になれば幸いです。

最後に病院の看板猫かつお&こんぶちゃんです。

 

 

 

 

 

実はかっちゃんはここにひとりで登れません・・・。

 

 

猫に水を飲んでほしい

こんにちは、獣医師の稲村です。

 

皆さんのお家の猫ちゃんは、しっかりと水を飲んでくれているでしょうか。

一般的には、一日に体重1㌔あたり40cc程が理想とされていますが、なかなか飲んでくれていない猫ちゃんも多いと思います。

猫の祖先はもともと砂漠に生息していたため、あまり水を飲まなくても良いように身体が発達したと言われています。

しかし、水をあまり飲まないと泌尿器に負担がかかり、腎臓病や下部尿路疾患の発症につながることがあります。

そこで今回は、猫ちゃんたちにお水を飲んでもらうための工夫についていくつか紹介したいと思います。

一つ目は、場所を変えることです。人通りの多いところではなく、落ち着いて飲めるところ、できれば複数箇所に置いてあげるようにして下さい。また、トイレの近くは避けてあげましょう。

二つ目は、水の温度を変えることです。猫ちゃんによっては冷水よりもぬるめのお湯を好む子もいます。特に今の季節、水を飲まなくなってきたなあという子には、ぬるめのお湯を試してみると良いかもしれません。

三つ目は、器を変えることです。素材については陶器、ガラス、プラスチック、ステンレスの順に嗜好性が高いと言われています。器を大きくしたり、楽な姿勢で飲めるよう高さをつけてあげるのも効果的です。

四つ目は、循環式給水器を使うことです。止まっている水よりも、流れている水を好む猫ちゃんは多いです。また循環式を使う場合でも、こまめに水を取り替えてあげることが大切です。

五つ目は、ウェットフードを与えることです。

ウェットフードの割合を増やすことで、ドライフードのみの場合と比べて多くの水分を食事から摂ることができます。このとき、おやつではなく裏面に「総合栄養食」と書かれたものをあげるようにしましょう。

 

さて、明日から11月となりますが、当院では11月30日まで、秋の健診キャンペーンを行っています。ぜひご活用ください。

 

最後に、水を飲む私の猫たちです。