病理検査
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
はじめまして。2011年4月より勤務しています、獣医師の本田真理です。
早くも2ヶ月が経ち、「都会だ…」と圧倒されていた神戸市の雰囲気にも慣れてきました。日々、先輩獣医師や看護師さんに鍛えていただきながら、一人前の獣医師になるべく励んでいます。
大学では病理学研究室に所属していました。
動物病院で「病理検査に出しますね」と聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
病理検査とは、病変の組織や細胞の標本を、肉眼や顕微鏡で観察し診断することです。
私自身は、「動物の体で何が起こっているのか知る」ための根幹となる分野と考えています。
病理検査には大きく分けて、2つあります。
① 【細胞学的検査】病変に針を刺して細胞を採取し、観察する。
② 【組織学的検査】手術などで摘出した組織・臓器や、内視鏡で採取した組織の一部を観察する。
今回は組織学的検査についてお話したいと思います。
と言っても、とっても奥の深い分野なので、今回は体表にできた腫瘤(しゅりゅう)に焦点を当てます。
まず、体の組織・臓器はすべて細胞の集団で成り立っています。
「なにか”できもの”がある」というときは、その部分でなんらかの細胞が増えて「できもの・しこり=腫瘤」になっていると考えます。
A:ぶつけたり、虫に刺されたりしたことで、炎症細胞が集まって増えている
B:なんらかの細胞が異常に増えている
すなわち「細胞が増殖している」というのを、
A:①炎症性
B:②過形成 ③良性腫瘍 ④悪性腫瘍
に分類する必要があります。
Aの場合は一過性のもので、病院にて診断・処置することで治癒に向かいます。Bの場合は経過に注意が必要で、最終的な診断は組織学的診断に委ねます。
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
手術にて摘出した腫瘤は病理医により診断を下されます。
病理医は肉眼的に観察した後、採材したものを標本にし、染色・顕微鏡にて観察します。
細胞にはそれぞれ特徴的な形態があり、上皮系、間葉系、独立円形細胞系に分かれます。
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
(⇒何の細胞が増えているのか、すなわち「○○腫瘍」という診断名の足がかりになる段階)
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
腫瘍とは、1種類の細胞が無秩序に増殖したものであり、その増殖形態によって良性・悪性の線引きがされます。
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
(⇒良性腫瘍or悪性腫瘍の決定)
組織所見としては、診断に至った根拠となる細胞の特徴や配列、周辺組織との境界部などについて記載されます。
一般に悪性所見とされるのは
・細胞質の多形性
・核の大小不同、多核化、有糸分裂像の増加
・核小体が明瞭
・被膜が欠如、不完全
・境界が不明瞭
・腫瘍部において壊死、出血、脈管浸潤、 などが挙げられます。
病理組織学的に診断が下ることで、ひとまず安心なのか、さらなる治療が必要なのかが明らかになり、獣医師と飼い主さんとの間で今後の方針を決めていきます。
悪性腫瘍の肉眼的特徴として、
・急激に大きくなる
・不整形で体への付着部が大きい
・色彩に富んでいる
・軟らかい(※間質反応を伴うと硬い)
・表面が自壊し始める などが挙げられます。
肉眼所見のみで診断はできませんが、気になる「しこり」がありましたら、ご相談くださいね。
☆補足☆
【細胞学的検査】は動物への浸襲度が低く、ごく短時間に病変の情報が得られます。また細胞内の構造を把握するのに優れています。しかし病変部のすべての細胞が得られるとは限らず、確定診断に至る割合は組織学的検査に比べ低くなります。ですが、腫瘍であるか、炎症であるか区別するというレベルであれば、確定診断に至る確率は高くなります。
【組織学的検査】は動物への浸襲度が高く、診断までの時間も細胞学的検査に比べ長くかかります。しかし組織構造の観察が可能で情報量が多いのが特徴です。よって確定診断に至る確率が高く、治療法や予後判定に役立ちます。
参考:動物病理学各論
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
難しい内容でしたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました☆
Normal
0
0
2
false
false
false
EN-US
JA
X-NONE
/* Style Definitions */
table.MsoNormalTable
{mso-style-name:標準の表;
mso-tstyle-rowband-size:0;
mso-tstyle-colband-size:0;
mso-style-noshow:yes;
mso-style-priority:99;
mso-style-qformat:yes;
mso-style-parent:””;
mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;
mso-para-margin:0mm;
mso-para-margin-bottom:.0001pt;
mso-pagination:widow-orphan;
font-size:10.5pt;
mso-bidi-font-size:11.0pt;
font-family:”Trebuchet MS”,”sans-serif”;
mso-ascii-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-ascii-theme-font:minor-latin;
mso-hansi-font-family:”Trebuchet MS”;
mso-hansi-theme-font:minor-latin;
mso-font-kerning:1.0pt;}
実家の庭にて。
うさぎさんを戸外に出される際はくれぐれもご注意くださいね!!
予防と健診☆★
こんにちは!!
今回ブログを担当させていただく看護師の高岡です.(´∀`人)☆
4月から5月にかけて予防の時期がやってきました!!
春は病院が大変込み合う時期です。
皆さんは、フィラリアやノミの予防はもうされていますか??
暖かい時期になると蚊が出てきてフィラリアという虫を運んできます!!
感染すると、虫は心臓まで行き死に至るとても怖い病気なのです(><)
しかし、毎年血液検査をして薬を飲めばしっかりと予防できる病気なので、お薬を飲ませてあげましょう☆★
ノミやダニも、暖かい時期によく出てきます。
ノミやダニに噛まれると皮膚が痒くなったり皮膚炎を起こしたりしてしまいます。。。
ノミの予防は液体の薬なので、お首の後ろにつけてあげましょう☆
これは、ワンちゃんや猫ちゃんがなめないようにするためです。
毛を分けて直接皮膚につけてあげるといいですよ☆
簡単にできるので、ぜひやってあげてください(^^)v
さて、話は変わりますが私は10歳になるゴールデンレトリバーと暮らしています。
名前はインディーです☆☆
大型犬は小型犬よりも寿命が短く、10歳にもなるとかなりの高齢です。
レトリバー犬種は、腫瘍が多いとも言われていますが今のところ大きな病気もなく、元気いっぱいに生活しています。
しかし、眼の怪我は多く昨年も眼に傷ができ川上先生に手術で治してもらいました(^^)
そして、つい先日右眼の下瞼に小さなできものがあるのを発見しました!!
実家の近くの病院に行くと、「良性の可能性が高いが大きくなるようだと取った方が良い」ということでした。
小さいうちだと縫わなくても良いし、手術も短時間で終わるということだったので、家族で相談して手術をすることに決めました。
高齢になって手術を決断するのはとても勇気がいることです。
できることなら麻酔はかけたくないですよね(>∧<)
手術は無事に終わり、今ではこの通り元気いっぱいです♪♪
これからも、元気で長生きしてほしいです(≧▽≦)☆
こんにちは。看護師の濱崎です。
GWも終わり、そろそろ梅雨の時期ですね。暑くなってきて熱中症になりやすい時期になりますので、みなさん気をつけてくださいね。ワンちゃん達はヒトに比べて地面にとても近いので、お散歩は涼しい時間帯を選んでしてあげてください^^
さて、私はこのGWに、長いお休みをいただいて実家に帰ってきました。
私の実家は鹿児島から約300km南にある小宝島という小さな島です。人口40人にも満たない、お店も病院も警察も信号機もなぁ~んにもない島です。しかし今回は、島には帰らず、鹿児島本土の方で家族と過ごしました。
今日は、満17歳になる柴犬とハスキー犬の雑種、サン(♀)について少しお話させていただこうと思います。
この子は私が小学4年生のときに小宝島にやってきました。小さいときはまんまるで、とても好奇心が強く、誰にでも優しく、また、誰からも愛される犬でした。島で唯一の犬だったので、本人も自分のことを犬とは自覚していなかったように思います。
私とサンは兄弟(姉妹なのですが笑)のように常に一緒に過ごしました。ひとつひとつサンとの思い出をここに書きたいのですが、膨大な量になってしまうので・・・やめておきます^^;
私が高校、大学へ進むということで、サンとは離れ離れの生活になってしまいます。1年に3~4回くらいしか会うことができなくなってしまいますが、帰省するたびにサンは元気に私を迎えてくれました。島育ちで、毎日サンゴ礁の上を散歩し、元気に走り回っているせいか、サンは本当に元気な子でした。15歳になったころから少しずつ老いを感じさせるものの、それでもまだまだずっと一緒に生きていける(たとえ遠くにいても)ものと思っていました。
そんなサンが今回会ったときはもう、耳も目も鼻も効かなくなっていました。そして、私が帰っている2,3日の間にさらにがくっと体力が落ちてしまったのです。
ご飯も食べなくなり、常に不安そうでしっぽもおろしたまま。息も荒くなり、目もうつろ。もう、いまにも向こうへ逝ってしまいそうでした。夜中、隣で眠っているサンがちゃんと息をしているか不安で、何度も目を覚ましました。
動物病院で働いていると、どうしても死に触れることがあります。
その中で、「老衰」というのはどうしようもないものだと思っていました。老衰で死ねるのは病気や事故で亡くなるよりも幸せだと思っていました。しかし、実際、自分の子に置き換えると、「老衰が幸せ」だなんてとんでもない、と痛感しました。今までの自分を恥ずかしく思い、深く後悔、反省しました。
今でも、寿命をまっとうできるのが一番だという考えは変わっていません。ただ、それでも、どうしても、残された家族は淋しいし、悲しいしやりきれないのだと、分かったのです。ちょっとでもいいから長く一緒にいたい。もう少し、もうちょっとでいいから、隣で存在を感じていたい。
今までも分かっているつもりでしたが、自分で体感して改めて思い知らされました。
現在、サンはなんとか小宝島に帰って、1日1日をゆっくり過ごしています。
島に帰ると不安感もなくなったようで、少し元気もでてきたそうです。食欲がないのは変わらないし、散歩もあまりできなくなったけれど、島に帰れて本当によかった。。。
私も家族も、前よりいっそう、サンとの時間を大切にしています。私は会えないけれど、本当は帰ってずっと一緒にいたいけれど、きっとつながっていると思っています(自己満足かもしれませんが)。
いつかサンが逝っちゃうのは哀しいけれど、あの子が、苦しみ少なく、静かにその日を迎えられればいいな。
本当はサンのことを考えるだけで涙が出そうになるのだけれど。
最期は私のヒザの上で逝ってほしいけれど。
母にまかせてしまうのも申し訳ないのだけれど。
今は1日でも長く一緒の空気を吸っていたいと思っています。
動物を飼うということは、本当に生半可な気持ちではいけないと思います。その子と過ごせる「今」という奇跡を大事にしたいものですね。