猫ちゃんのトイレの問題
こんにちは。 看護士の大倉央子です。
今回は、以前にいったセミナーで学んできた、猫ちゃんのトイレの問題行動についてかかせていただきます。
猫ちゃんのトイレの失敗の原因には、大きく二つにわかれています。
一つは泌尿器系の障害や痛みがあるために失敗してしまう生理学的な問題。
もう一つは過去にそのトイレで痛い思いをしたことがある場合トイレを避けるようになってしまうことや、トイレ自体の問題や、マーキング、ストレスによる行動学的な問題です。
猫ちゃんが好むトイレとは・・・
1. 大きさは猫ちゃんの長さの1.5倍が理想です。
2. トイレカバーはないほうがいいです。
3. 本来猫ちゃんは土の上で用をたすので、猫砂の粒は細かいほうがいいです。
4. トイレをおく場所は、お気に入りの場所からあまり離れていないところ、洗濯機や乾燥機などの
電化製品からは離れたところ、多少の光が入るところがいいです。
5. トイレの数は、猫ちゃんの数プラス1が理想的です。
6. 猫ちゃんは柑橘系の匂いが苦手なので、トイレを掃除するときは柑橘系の洗剤をさけてください。
もし、トイレのふちに立って用をたしていたり、短時間しかトイレにいなかったり(掘ったり埋めたりしない)、トイレから飛び出してきたり、トイレから出たら後ろ足をふる…という行動をとっていたら、そのトイレを嫌がっているというサインです。
猫ちゃんがトイレを失敗することが多くなったら、病気のサインかもしれませんし、もう一度おうちのトイレをみなおしてみてください。
それでも失敗が続くようであれば病院まで一度ご相談ください。
眼科出張診療・手術/セミナー講演
今回blog を担当するのは獣医師の川上です。
舞鶴への出張について書きます。
私は一般診療+眼科を専門にしていることもあり他院で診療・手術をすることは初めてではないのですが、出張距離としては過去最高となります。 途中のサービスエリアで休憩を挟みながらですので苦はなく片道2時間のロングドライブを楽しんできました。
皆さんはご存知かもしれませんが、サービスエリアにもドッグランが併設している所がありビックリしました。 今度うちの愛犬も利用しようと思います。
舞鶴動物医療センターのスタッフの方々のサポートもあり、診療・手術の方もうまくいき、舞鶴近隣の犬猫また飼い主様にも満足していただいたと思います。
今後も、依頼があった場合はできる限りご協力していきたいと考えています。
遠方の方も協力して頂ける動物病院様があれば、遠方の往診も可能ですのでお問い合わせください。
また。5/21の夜は、京都府北部の獣医師(舞鶴・福知山など)を対象に「眼科緊急疾患」と題して動物眼科のセミナー講演を行ってきました。 動物眼科の疾患は、迅速に適切な治療が行われないと永久的な盲目となってしまう病気が多くを占めますので初期治療が非常に重要になってきます。
微力ですが、こういったセミナーを通じて獣医療の発展の手助けになればと考えています。
動物病院対象にはなりますが、セミナーに関して興味があればお問い合わせください。
今日は、まじめな話をしましたが今度はプライベートを明かしていきたいと思います。。。。
動物医療における、リハビリテーションの現状
今回のブログ係は、当院で整形外科を担当している有馬広治です。
動物医療におけるリハビリテーションの現状についてお話します。
人医療での、リハビリは、理学療法士の免許を持った方が
医師の指示の下、その患者に適したリハビリを行っていきます。
日本の動物医療では、リハビリの資格、免許はなく、各病院が独自のリハビリを
獣医師が行っているのが現状です。
アメリカでは、フロリダ大学とテネシー大学で動物理学療法士の資格認定制度があり、
現在、日本人で2人、その資格を持った人がいます。
最近、テネシー大学が認定している動物理学療法士の資格を日本でセミナーを受講し、
最終試験に合格すればその資格が取得できるようになりました。
おそらく今年から来年にかけて、20人くらいの方がこの資格を取られると思います。
わたしも、その一人になれるように、現在勉強中です。
今回も、横浜で4日間のセミナーを受講してきました。
写真は、キャバレッティレールを使っての関節可動域を上げるリハビリと
水中トレッドミルを使っての歩行訓練、能力回復のリハビリです。
当院で、整形外科手術・神経外科を行った後の機能回復により確かな
リハビリが提供できるように技術、知識を身に付けたいと思います。
今年、8月に完成する新病院の3階にはリハビリルームを設ける予定です。
どうぞ、ご期待ください。