犬猫の歯石について
2023.02.06
こんにちは、看護師の杉本です。
最近急激に寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
体調を崩されませんようお気を付けください。
この間雪が降った日にお外にもずくちゃんを出してみました。
黒猫なので雪が映えて可愛いです♪
かつこんは寒さと怖さですぐに帰りたがってしまいました…もずくの肝が据わりすぎですね(笑)
話は変わりますが、今回は歯石についてお話しようと思います。
まず、歯石とはなんでしょうか。
歯石は歯垢が石灰化(硬化した組織になる)したものです。
歯垢は歯ブラシで落ちますが、歯石になってしまうと麻酔をかけて除去する処置をしなければ落ちません。
歯石が出来ると、歯周病になりやすくなります。
歯周病は口腔内だけの問題ではなく、心筋や腎臓、肝臓などの全身疾患へ影響を及ぼすことも考えられています。
なので、歯のケアをすることがとても大切です。
ワンちゃんやネコちゃんは歯石ができやすい動物です。
ワンちゃんは3~5日、ネコちゃんは約7日で、歯垢が歯石に変わってしまいます。
予防としては、歯磨きをすることがよいと思います。
歯ブラシを使って、奥まで磨ければ一番よいですが、なかなかお口を触るのが難しい子も多いです。
なので、お家でやりたいけど嫌がるからできない…という方は、まずお口を触る練習から始めてもよいかもしれません。
お口を触れたらご褒美、慣れてきたら口に指をいれてみる、歯ブラシを歯にあててみる、など
少しずつ段階を踏んで行ってみましょう。
ただし、ホームデンタルケアは慣れてくれれば楽ですが、慣れるまではとても根気が必要だと思います。
疲れてしまって、飼い主様とペットさんが嫌だなあと思ってしまってはあまりよくないと思うので、無理はせず、
ストレスにならない程度に行うのがベストです。
口の中に指を入れれる子にはデンタルシートという指で磨けるものがあるのでお勧めです。
歯磨きが難しい子でもデンタルガムや、トリーツなどの歯石予防になるおやつなども売っているのでよければお試しください。
また、歯磨きを嫌がる子の中には、痛いから触ってほしくない!などの病気が隠れている場合もありますので、
少しでも気になる点がございましたらぜひご相談ください。
診察なしの歯磨きだけでも承っておりますので、お気軽にお申し付けくださいね^^