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犬の心臓病について

2024.01.24

こんにちは、獣医師の青木です。

今回は今まであまり触れてこなかった心臓病について軽く紹介しようと思います。

犬の心臓病で一番多いのは”僧帽弁粘液腫用変性による僧帽弁逆流”です。

これは加齢性変化によって、僧帽弁という心臓血流に重要な役割を果たしているところが、形状が変化してしまい、うまく塞がることができなくなることによって、血流異常を引き起こします。

症状としては、咳や運動不耐性(すぐに疲れる等)、重症な子では、呼吸困難や失神なども見られます。

このような症状が見られた場合、もしかしたら心臓病の可能性があり、治療が遅れてしまうと肺水腫となり、緊急で治療が必要になります。

当院では、月に1回で循環器専門の先生をお呼びして診察をしています。

最近はペットの長寿化もあり、比較的遭遇しやすい疾患となっておりますので、気になった方はご気軽に相談下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(イラスト引用元:https://www.kango-roo.com/ki/image_541/)

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