デンタルケア
2013.10.14
こんにちは! 看護師の稲垣です(*^ ^*)
暑い日が続いたかと思えば、すっかり肌寒い季節になりましたね。
読書の秋、芸術の秋、食欲の秋・・・と言いますが、今回は食欲の秋にちなんで、わんちゃんの歯、デンタルケアについてお話しようと思います。
お家のわんちゃんの口が臭う・歯石がたくさんついているということはありませんか?
歯石があると口臭が強くなったり、歯肉の色が赤くなって歯肉炎を起こします。ひどい場合には歯と歯肉の間から細菌が入り骨がとかされ、皮膚に穴が開いてそこから膿が出てきたり、顎を落とすこともあります。
そうならないためにも当院ではスケーリング(歯石除去)を行っています。
スケーリングには全身麻酔が必要になります。歯石を取るのに全身麻酔は怖いという飼い主さんもいらっしゃると思いますが、全身麻酔を行うことで歯磨きだけでは難しい奥歯や、歯と歯肉の間にある歯石まで取り除いたり、ぐらぐらしている歯も抜くことができます。
わんちゃんの歯は昔獲物を捕まえるために使っていたものなので、歯を抜いてもごはんは食べることができます。逆にぐらぐらしている歯を置いておくと、痛みなどからごはんを食べることが困難になってしまい健康状態に支障をきたす場合があります。
では、日頃のデンタルケアはどうしたらいいのでしょうか?
一番効果的と言われているのは歯磨きです。
歯ブラシが苦手な子は、歯ブラシにおいしい味をつけてみたり、最初からしっかりと磨こうとせず、まずは短時間・磨きやすい歯から始めてみてください。口元を触られることに慣れさせるのも大切です。どうしても歯ブラシが難しければガーゼなどで歯の表面を拭くだけでも大丈夫です。
歯石がつくのを少しでもおさえるために、お家でもケアできるようにしていきたいですね!(^ ^)
家の子は大丈夫かな?という飼い主さんはお気軽にご相談ください♪