ノミに注意!
2023.07.31
こんにちは、今回のブログを担当します看護師の稲垣です。
暑い日が続きますが、皆様体調など崩されていませんでしょうか?
わんちゃん・ねこちゃん達も、暑さで体調を崩しやすい時期ですので、暑さ対策をしっかりとしていきたいですね
(なぜかエアコンの上に乗っていたほたてさん)
そんな高温多湿な今の時期に予防してほしいことのひとつに、ノミ予防があります。
ノミといえば、よく動物の体についていて、痒みを引き起こすイメージが強いかと思います。
今は室内で飼われていたり、予防もしっかりとされている方が多いのであまり目にする機会はないかもしれませんが、お散歩後についていたり、いつのまにか寄生しているということも少なくありません。
まず、目に見えるノミというのは、全体の約5%くらいと言われています。
その他 約95%くらいは、さなぎ・幼虫・卵になります。
つまり、一度たくさんノミが寄生してしまうと、目に見えるノミだけを退治しても周りの環境中にまだたくさんのノミの成虫予備軍がいることになってしまうので、長期的な駆除が必要になってきます。
お家に殺虫剤を使ったり、カーペットにこまめに掃除機をかけたり、使っている布製品を取り替えたり…なかなか大変です。
人にもうつるので、気づいたら赤い湿疹ができている…なんてこともあります。
わんちゃん・ねこちゃんも、ノミによるアレルギー性皮膚炎や、瓜実条虫というノミを媒介して感染する寄生虫などがあります。
そうなる前に、定期的に予防をしてあげたいですね。
ノミがいるかの判断方法として、体表にいるノミを見つけることの他に、動物の毛をめくってノミの糞を見つけるという方法もあります。
ノミの糞は黒くて小さいゴマみたいな粒ですが、アルコールに浸したコットンでこすってみると、赤色になります。
ノミは吸血するので、血液の色でこんな感じで赤くなります。
もし、お家の子に小さい黒い粒がたくさんついていて、ノミがいるかも?という時には試してみてください。
ノミは、基本的には月に1回 おやつみたいに食べるタイプや、背中につける液剤タイプなどで予防することができますので、ご興味のある方はお気軽にお尋ねください
まだまだ暑い日が続きますが、楽しく夏を乗り切りましょう~
(若い子には負けていられない かつおさんといつも元気いっぱい うさぎのうなちゃん )