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猫のストレスサイン

2017.04.02

 

みなさん、こんにちは(^o^)

看護師の大倉 央子です。

 

今日は「猫のストレスサインついて」お話したいと思います。

 

猫のストレスサインには大きく3つの段階に分かれます。

 

第1段階

(ストレスを感じ始めたころのサイン)

・好きなおもちゃで遊ばなくなる

・毛づくろの回数が減る

・歩いたりジャンプしたりしなくなる

・家の隅に隠れるようになる

・飼い主に対しても威嚇をしてくる

・鳴き声を発さなくなる

 

第2段階

(ストレスが長い間解消されなかったときのサイン)

・突然真逆の行動を始める

(例)あくびをする、目を閉じる、突然グルーミングを始める

・グルーミングの順番が逆

(普通)  顔 →  体 → しっぽ

(強いストレスがあると…) しっぽ → 体 → 顔

・八当たりをする

・何もないところにアタックする

・下痢、嘔吐

 

第3段階

(ストレス度が末期の状態のサイン)

・一定のリズムで同じ行動を続ける

・おかしな行動がみられる

(例)しっぽを噛む、 手を噛む…といった自傷行為

 

このようなストレスサインに気づいたら、なるべく早くストレスの原因を取り除いてあげることで、ほとんどの場合は解消されるみたいです。

 

 

実は最近まで、私が飼っている猫のきなこちゃん(mix、♀、4才)のしっぽを噛むという自傷行為に日々悩み闘っていました。。

 

先生と相談しながら、環境を整えお薬やサプリメントやいろいろなことを試してみましたが、自分のしっぽに対してシャーシャー威嚇しては、逃げ回り、しっぽを噛みちぎっては出血をして…を繰り返し、カラーが外せないようになってしまいました(>_<)

 

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大きなカラーをしていたため、ごはんもお水を飲むことも不自由だし、大好きな毛づくろいやおもちゃで遊ぶこともできず、、、

きなこちゃんの楽しみがないということがすごくかわいそうで、、、

いっぱい悩みましたが、先生に断尾をしていただきました(T_T)

 

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抜糸が終わっても、まだしっぽを気にしていましたが、、、

手術をして1ヶ月ほどでカラーを外すことができました!

 

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現在は多少気にはしていますが、噛むことはなくなったし、おもちゃで遊ぶようにもなり、兄妹のとらおちゃんともじゃれあうようになりました(*´ー`*)

 

ストレスをゼロにすることはなかなか難しいですが、なるべく日々をゆっくりご機嫌に過ごしてもらえるように、きなこちゃん・とらおちゃんにとって快適な環境をつくっていきたいな…と思います。

 

 

 

最後に私事ですが…

3月31日をもって、リバティ神戸動物病院を退職させていただくこととなりました。

この11年間、リバティではたくさんの人・動物さんと出会い、いろいろなことを学ばせていただきました。

来てくださる飼い主さんたちも、一緒に働くスタッフのみんなも、とっても暖かく優しくて、リバティで働けて幸せでした。

一言では言いきれない、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に今までありがとうごさいました。

またいつか、お会いできる日を願って…

みなさまのご多幸をお祈りしています。

 

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