動物の鼻
2022.02.21
こんにちは、看護師の中松です。
段々と暖かい日も増えてきて少しづつ春が近づいてきていますね
今年も弓弦羽神社の桜が満開に咲くのを楽しみにしています
暖かくなったとはいえ朝晩は冷え込むので、皆様も体調にはお気をつけください
さて、今回はわんちゃん、ねこちゃんの鼻についてお話ししたいと思います
鼻の構造は大きく分けて、外鼻孔(がいびこう)、上唇溝(じょうしんこう)、鼻鏡(びきょう)の3つに分かれています
まず鼻の穴にあたる部分が外鼻孔といい、人と違い横にも切れ目が入っており、
鼻を動かすことによって、正面からだけでなく横からも空気を取り込むためだといわれています
つぎに中央に入ってる縦線の部分は上唇溝といい、この部分は常に水分を蓄えていて、ニオイ分子の吸着に役立っています
最後に鼻鏡は鼻の表面のつぶつぶの部分のことをさしています
かっちゃんのお鼻↓
こんちゃんのお鼻↓
また、わんちゃん、ねこちゃんの鼻は触ると少し濡れていて冷たいですよね
風邪をひいて鼻水がでていると思われるかもしれませんが、濡れているのが正常な状態です
ちなみにですが、濡れている液体の正体は鼻水ではなく、涙と鼻の奥でつくられる分泌物が混ざっているものが主な成分だそうです
そして、濡れている理由として大きく二つあります
ひとつは上唇溝や鼻鏡の隙間に蓄えられた水分が匂いの分子をキャッチし感度を高めているそうです
もうひとつは鼻の水分が蒸発する気化熱を利用して体温調節をしているといわれています
鼻以外でも舌や肉球などでも同じように体温調節を行っています
あと、ねこちゃんでいわれていることですが、鼻で温度が分かるといわれており0.5℃の気温差も感じ取れるようです
ねこちゃんは快適な場所を見つけるのが得意なのはこの理由ながあるからかもしれませんね
先ほど鼻は濡れている状態が正常とお伝えしましたが、寝ているときや激しい運動をしたとき、年齢を重ねると乾きやすくなります
また、個体差もあるので、一つの目安として健康チェックをしてあげてください
最後にかっちゃんの可愛い?写真を載せておきますね