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年末年始のトラブル

新年あけましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願いします。

獣医師の松山です。昨年は急に寒くなったりと気候が落ち着かない年でしたね。今年も急に冷え込んだりと温度調整が難しそうなので積極的にエアコンを使ってください。私のお勧めは20~22℃くらいです。直接ケージなどに風があたらないように注意して下さい。

さて、年末年始の診察をしていて多いトラブルが誤食です。

普段しないような子でも、いつもと違う雰囲気、いつもと違うものがでているとついつい誤食してしまう事があります。

クリスマスツリーだったり、お正月のしめ縄だったり。

またお正月だから、とついおせちをあげたりと。

食べ物の場合は下痢をすることが多いです。少ない量を何回もしてしまいます。中にはお腹の痛みなどから嘔吐や食欲低下が起きる子もいます。

物の場合は小さい物であればうんちに出てくることが多いのですが、中には胃の皺や、腸の細いとこにつまってしまう事もあります。

異物を食べた場合、早ければ胃の中に残っていて吐かせる処置をすることで大事にならない事もあります。(物によっては吐かせれない場合もあります)

ですので食べてしまった場合はなるべく早く来院していただくのと、食べて物の残り(破片)などを一緒に持って来てください。

写真はご飯の器のゴムの部分をかじって食べてしまった子に吐かせる処置をして成功した例です。器を持って来ていただく事により、残ってないかの確認もできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、吐かせる処置も完全に安全というわけではないので何よりも食べないように注意してあげてください。目を離すときはケージの中にいれたりしてあげてください。

異物の中でも特に危険なものがひも状のものです。ビニールひも、布を割いて食べたもの、クッション、カーペットなど色々ひも状の異物になります。

この子は飼い主の知らぬ間に靴下を食べていてあやうく腸が切れかけていました。発見が早かったため大事には至りませんでしたが、それでも緊急開腹手術になってしまいました。

避けられる病気はできる限りさけて、一日でも長く飼い主様と幸せにすごせるように正しい飼い方をしていきましょう。普段疑問に思っていることやご質問等ありましたら是非一度当院までお越しください。

今年もスタッフ一同力をあわせて精一杯診察に取り組んでいきますのでよろしくお願いします。